はじめてトイトレナビ

トイレトレーニングの進め方

トイレトレーニングのステップとは

トイレトレーニングには大きく分けて以下の4つのステップがあります。

※月齢はあくまでも目安です。お子さまの成長に合わせて進めてください。

※夜のおねしょはからだのメカニズムが異なるため、上記のステップとは異なります。

STEP1
トイレやおまるに興味をもたせる

まずはトイレやおまるに興味をもたせるために、ママやパパがトイレに行くときに、一緒につれて行ってあげましょう。トイレを怖がらないように、安心な場所だということも伝えてあげてください。できれば、ママやパパがおしっこをしている姿を見せてあげると、「ここはおしっこをする場所なんだ」と理解できるようになります。そして、ママやパパのトイレが終わったら、流す役目をさせてみましょう。子どもはレバーを引いたり、ボタンを押したりするのが大好きですよね。

おまるを使う場合は、リビングや寝室など場所を決めて置いて、おまるが子ども自身のものだと伝えてあげてください。まだ座らせなくてもいいので、いつでも触ったり遊んだりできるようにしておきましょう。

STEP2
おしっこのサインを出したら、
トイレやおまるに座らせてみる

膀胱におしっこがたまった感覚がわかるようになってくると、おしっこがしたいときに、もじもじ・そわそわすることがあります。子どもによって表現の仕方は異なりますが、例えば、おむつや股間をいじったり、内股になったり、足を交差させてみたり、急に動きを止めてキョトンとしたり、「アッ」とか「ウッ」とか声を出したり……。このとき、「あ、おしっこしたいんだ!」とママやパパがあわててトイレやおまるに連れて行かず、最初はその感覚を覚えさせましょう。トレーニング用パンツを使えば、おしっこした後に濡れた感覚が残るので、「もぞもぞした→おしっこが出た→おむつが濡れた」とわかるようになります。

そして、最初はおしっこが出た後でもいいので、おむつをはずしてトイレやおまるに座らせてみましょう。「おしっこはここでするものなんだ」とだんだんわかってきます。

STEP3
生活の節目でトイレやおまるに誘う

トイレやおまるに慣れてきて、おしっこをする場所と理解できてきても、まだ自分の意思で「おしっこがしたいからトイレやおまるに行ってする」ということはできません。なので、ママやパパの方から、生活の節目でトイレに誘ってみましょう。誘うタイミングは、以下を参考にしてください。

トレパンマンに付属のまるめるテープにトイトレアプリをかざすと、ARムーニーちゃんが出てきてお子さまをトイレに誘ってくれます。

  1. 朝起きたとき
  2. 朝の食事後
  3. 午前中のおやつ前
  4. 昼の食事後
  5. お昼寝前または後
  6. 3時のおやつ後
  7. 夕食後
  8. 就寝前

最初は1日に1〜2回誘うことから始めて、1日に6回以上、上記のようなタイミングでトイレやおまるでできるようになれば、次のステップが見えてきます。誘ったときに、上手にトイレやおまるでできたら、その都度ほめてあげることを忘れずに!

STEP4
おしっこやうんちが
したそうなときにトイレに誘う

STEP3を進めている間に、子どもたちは以前よりも言葉をはっきりと話せるようになっていたり、普段の生活でもママやパパの言うことをちゃんと聞けたり、がまんすることもできるようになっていきます。

そうなったら、生活の節目ではなく、「おしっこやうんちをしたそう」なときに、トイレに誘うようにしてみましょう。最初はおしっこをしたそうなしぐさをしたときに、ママやパパの方から「おしっこ(チー)出る?」などと声をかけてみましょう。はじめはうまく伝えられず、出たあとに「チー出た」と伝えてくることも多々あります。そのときにしかるのではなく、「教えてくれてありがとう」とほめてあげてください。だんだんと、「出た後」ではなく「出る前」に伝えられるようになってきます。

おしっこやうんちが出る前に伝えられるようになれば、トイレトレーニング完了の日も目前です。「だいたいいつも、事前に伝えてくれるようになったな」と思ったら、トレーニング用パンツから布パンツにしてみましょう。

それでも、トイレトレーニングは一進一退があるものなので、季節や環境によって、後戻りすることもあります。それでも決してしからずに、最後まで「できたときにほめる」を心がけてくださいね。

監修:

昭和大学医学部小児科学講座 教授

池田裕一先生